近江路走行記

休日はカメラを持って散歩、時々サイクリングです^^。

山燃える

「山燃える」秋を表現する季語ですが、比叡山の麓である坂本の街は紅葉が見頃になっています。

出足は遅く寒くだけどが紅い葉の地に訪ればそこは季節が色付く世界。

何処に行こう何処で撮ろう、気持ちは軽く心は踊り、シャッターを押す指は優しくです。

 

紅い葉が美しく見えるのは影で支える緑の葉が居ればこそ。

火が燃えるには酸素がいるように、主役を引き立てるのが彼らの仕事。

たとえスポットライトを浴びなくても名脇役は其処に居るのです。

 

何処で撮っても同じ色と同じ風景ですが今年の秋は今年だけ。

一期一会の出会い、振り返ることは無い自然の色は年齢を重ねれば大切に思えます

目線は常に空へ、社会の荒波で沈んだ心も此処へ来れば気持ちその目も上へ上へと目指します。

会話が無くても隣人と感じる気持ちは同じはず。

「山燃える」は秋の季語だけで無く、人が自然が目指す言葉なのかもしれません。

また来年、誰もが健康で自分の足と目で、そして優しい心を持って此処に来る事を

願うでしょう。

でも紅葉はまだこれから、沢山の人が同じ気持ちになれるのをレンズを通して見えるような感じがします^^